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讃岐漆芸美術館
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2020年06月14日

収蔵名品展(Ⅰ期) 作品・作家紹介(そのⅧ)

讃岐漆芸美術館収蔵名品展(Ⅰ期)
 作品作家紹介(そのⅧ)


所蔵名品展も今日を除くと5日になりました。22日(月)に鑑賞したいというお客様がいらっしゃいましたので、会期を23日(火)まで延長します。
今回は、作品作家紹介(そのⅤ)を誤って上書き消去したため、その作品を再度紹介します。
素晴らしい作品群に囲まれ、展示場はコロナを吹き飛ばすような雰囲気です。


【作品・作家紹介(そのⅦ)】

辻孝史「籃胎蒔絵存清六角箱

辻孝史は讃岐漆芸界の若手新進気鋭の漆芸作家です。
一昨年の日本伝統漆芸展では第1席文部科学大臣賞を受けるなど実力も高く評価されています。
4代前の初代辻北陽斎は縁あって輪島から修行中の京都を経由して高松に移ってきました。
そのため、家に伝わる蒔絵の技法も駆使し、讃岐漆芸の技法も加えて作品の製作にあたっています。
重要無形文化財(蒟醤)保持者の故太田儔先生の弟子として、籃胎の作品、蒔絵存清で加飾します。
現在、香川県漆芸研究所の常勤職員として後継者の育成にも尽力されています。


辻孝史「籃鯛蒔絵存清六角箱」


辻孝史 籃胎蒔絵存清六角箱2


辻孝史 籃胎蒔絵存清六角箱3


山下哲二 乾漆蒟醤八角箱「『』射光』

山下哲二の師匠も重要無形文化財(蒟醤)保持者の磯井正美。
初期の作品は蒟醤によるものが多く、後に存清の作品を製作するようになりました。
義理父が山下芳弘。磯井如真の教えを受けた漆芸家です。
檸檬色の黄色が鮮やかなこの作品は何重にも重ねられた蒟醤が印象的です。


山下哲二 蒟醤八角箱「射光」2


山下哲二 蒟醤八角箱「射光」3


山下哲二 蒟醤八角箱「射光」4



讃岐漆芸美術館収蔵名品展

Ⅰ期展 展示作品一覧
↑ クイックしてください。別画面で表示されます。


〇 展示作家(Ⅰ期・Ⅱ期) 

 谷澤不二松(Ⅱ)・香川宗石(Ⅱ)・大西忠夫(Ⅱ)
 安本一夫(Ⅱ)・真子実也(Ⅰ)・山田芳信(Ⅰ)
 佐々木政(Ⅰ)・向井一郎(Ⅰ)・豊澤英之(Ⅰ)
 佐々木達郎(Ⅰ)・国方善親(Ⅱ)・小倉敏江(Ⅰ)
 東条隆一(Ⅰ)・浅賀貴宏(Ⅰ)・妹背裕(Ⅰ)
 矢木佳伸(Ⅰ)・石原雅員(Ⅰ)・松原弘明(Ⅰ)
 辻孝史(Ⅰ)・豊澤大志郎(Ⅱ)・香川揮山(Ⅱ) 他

〇 期間
 Ⅰ期 6月5日(金)~6月21日(日)
 Ⅱ期 7月24日(金)~8月16日(日)

〇 入館無料
 ※ 1Fのカフェコーナーをご利用いただければ幸いです。

〇 開館時間 10時~18時



◎ 会場の様子

名品展(Ⅰ期)3


名品展(Ⅰ期)2


名品展(Ⅰ期)1


名品展(Ⅰ期)4



◎讃岐漆芸美術館ワークショップ

<漆芸体験>

~お箸の漆絵付け・小皿の彫漆など、讃岐漆芸を体験できます~

お箸1客 ¥2,500-
彫漆(小皿) ¥3,000-



漆絵付けのお箸


彫漆体験(小皿)



<金継ぎ体験>

~欠け・割れ・ひびなどした陶器・ガラス・漆器などを漆を使う金継ぎの技法で修繕します。割れ、欠け、ひび割れした陶器等をお持ちください。讃岐漆芸ならではの技法を駆使して再生します。1時間以内であれば、何個でもできます。~

1人 ¥3,000~(材料の選択により変わります)

金継ぎ


いずれも、2人以上ですが、金継ぎ体験は1人からでも申込めます。
お電話(087-802-2010)、
もしくはメール(sanuki-urushi@mf.pikara.ne.jp)でお申込み、お問い合わせください。


【展示会・個展、案内・募集】

2021年度、当館で開催する個展やグループ展を募集しています。
漆芸以外でもOKです。
原則無料ですが、漆芸作品以外の展示は、美術館への協力として、1日あたり、階下カフェのコーヒー券1冊(11枚綴、4,500円)をご購入いただきます。
ご気軽にお問い合わせください。


【現在の展示室空き期間】

2021年5月14日(金)~



◎讃岐漆芸美術館
 住所 高松市上福岡町2017-4
    (車のナビゲーションは住所で設定してください)
讃岐漆芸美術館 地図


【地図拡大】 ←クイック

 電話 087-802-2010
 休館中の電話 090-8286-0838(代表:多田)
 メール sanuki-urushi@mf.pikara.ne.jp



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